ヤクルト チーム内のコロナ感染は計27人に 10日も阪神戦中止

プロ野球、ヤクルトは、新たに選手らが新型コロナウイルスに感染したことが確認されたとして、10日夜に神宮球場で行われる予定だった阪神との試合を9日に続いて中止すると発表しました。チーム内の感染者はこれで27人となりました。

球団によりますと、感染が確認されたのは、
▽9日にPCR検査を受けた
チームの主力の中村選手と塩見選手、それに大松尚逸打撃コーチ、森岡良介内野守備走塁コーチ、衣川篤史バッテリーコーチ、スタッフ1人、
▽10日にPCR検査を受けた
佐藤真一外野守備走塁コーチ、大西広樹投手、それに宮本丈選手の合わせて9人です。

8日以降に感染が確認されたのは、選手やスタッフ合わせて27人となりました。

球団はNPB=日本野球機構などと協議した結果、感染拡大防止の観点から10日夜に神宮球場で行われる予定だった阪神との試合を中止しました。

ヤクルトは9日の阪神戦も、高津臣吾監督や山田哲人選手など1軍のメンバー14人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたため中止となっていて、2日連続の試合中止となりました。

12日からの中日との3連戦は実施の方針 日本野球機構

ヤクルトで新型コロナウイルスの感染が相次いだことを受けてNPB=日本野球機構は臨時の実行委員会を開き、今後の対応を協議しました。

会議のあとNPBの井原敦事務局長は12日から愛知県内で行われる予定の中日との3連戦について「あすまでのPCR検査で陰性が確認された選手でチームを編成して試合を行う」と話し、実施する方針を明らかにしました。

そのうえで「チーム内だけの感染なのか、感染経路が複数あるのか、いろいろなケースを想定して対策の充実を図りたい」と述べ、専門家に疫学調査を依頼し、感染経路の特定を進める意向も示しました。